8/31放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』というTV番組に出てきた、風鈴職人さんのお話が良かったのでご紹介。
職人であっても大切なこと
風鈴職人 篠原儀治 弟子に伝えていること
そんな篠原が“風鈴を作る技術”よりも弟子に伝えたい“あること”とは?
篠原「作った物を売る技術。売る術を知らないとダメですね」篠原は弟子たちにデパートへの営業方法や接客術など
売る技術を指導。
全国のデパートで弟子たちが風鈴を売る道筋をつくった。
12才から風鈴を作り始め、85才になった今でも現役の職人さん。
そんな方から「売る技術」という言葉が出たことに驚きました。
職人、アーティスト、そういう芸術畑で仕事をしている人間は、ともすると作品を作ることだけに専念しがちです。
というか、それにしか集中できないのです。
本当に世間をうならす才能を持って、人々を惹きつける力のある人なら、世話を焼いてくれる人が自然と寄ってきて、才能をお金に換えることができるかもしれません。
しかしそれも、運良く才能が見いだされたらのお話。
自分を売るという意識が大切
就職活動で大切なのは、自分を売り込むことです。
売り込むというと、スキルや情熱をアピールするというイメージかもしれませんが、もう少し具体的なほうが効果があります。
「私を雇ってくれたら、御社にこんな利益がありますよ」
これに尽きます。
会社というのは、お金儲けをする場所です。
会社の立場からすると、人を雇うというのは「投資」なので、あなたを雇ったことで「利益」を出す必要があるのです。
今の自分が雇ってもらって、どのような形で会社に貢献できるのか。
会社に育ててもらおうとしていないか。
PhotoshopやIllustratorが使えないのなら、その代わりにどんなことができるのか。
実際には会社の即戦力になれそうになくても、そういう経営側の視線を持った発言をすることで、意識の違いをアピールできるのです。
自分のどの点が売れるのか。
面接にのぞむ前に、よく考えてみましょう。
余談ですが、前述の風鈴職人さんから、もう一つ。
ちなみに篠原の売り方は型破りで、風鈴の売れない冬は
アメリカに渡りクリスマスツリーの飾りとして売った。
TVに映し出された緑のクリスマスツリーに赤い風鈴がたくさん吊るされた様子は、とても綺麗でしたよ。
自由な発想力、見習いたいものです。