WEBデザイナーにとってのポートフォリオとは、作品をまとめたWEBサイトとそれらをプリントアウトしたファイルになります。
ポートフォリオとは直訳すると「紙挟み」ですので、一般的にはファイルを指します。しかし、WEBデザイナーの場合は両方があるとベストです。
応募の際にはWEBサイト版ポートフォリオのURLを履歴書に書くか、まるごとCD-ROMに焼いたもの、そしてファイル版ポートフォリオの両方を持って行くと丁寧です。
WEBサイト版 ポートフォリオ
作品を作るで作ったものが見やすく・わかりやすくまとめられていれば、どんな形のサイトでもかまいません。
作品サイトを実用的なものにしたら、こちらは冒険的なものにするなど、自分のデザイン・技術を積極的にアピールしましょう。
- 作品サイトのキャプチャーとURL
- 想定したクライアントとユーザー
- デザインの意図
- 使用アプリケーションソフト
- 制作時間
などを書き、それらのデザインにも気を使いましょう。
イラストや写真など、WEB以外の作品を入れるのもOK。
ただし、練習程度のものを入れるのは逆効果です。
あくまでもWEBデザイナーとしての技量を見てもらうものだということをお忘れなく。
サーバーは無料のものでも構いませんが、WEBデザイナーとして働いていくなら自分のサイトを一つ持っていたいもの。
余裕があれば、レンタルサーバーや独自ドメインなどを使用しましょう。
レンタルサーバー
さくらのレンタルサーバ
とりあえず1サイト作るなら「ライト」(PHP使用不可なので注意)、複数サイトやMovableType、WordPressなども練習したいなら、さくらの「スタンダード」がおすすめ。
ロリポップ!
かわいいサブドメインが人気のロリポップ!。PHPが使えて安いですが、MovableTypeは重くて無理が出ます。
ドメイン
ファイル版 ポートフォリオ
WEBサイト版ポートフォリオのプリントアウトか、作品サイトのプリントアウト+解説をまとめて、A4程度のクリアファイルに入れます。
市販の履歴書と揃えるならB5でも良いです。
クリアファイルは100円均一のものでOK。応募の際には郵送したり、面接に持っていってそのまま渡したりもするので、コストをかける必要はありません。
就職活動で渡したものは、基本的に返却されないつもりでいること。
返却をお願いすることもできますが、先方に手間をかけさせることになりますので、渡しっぱなしにした方がスマートです。
ポートフォリオの内容物はすべてデータで制作し、必要時にプリントアウトすれば効率的です。
面接ではノートパソコンが用意されており、その場で制作したWEBサイトを見てもらうこともあります。そんなときはよく「ご自分でURLを入力してください」と言われました。ポートフォリオサイトのURLは暗記して、タッチタイピングできるようにしておきましょう。
URLとCDーROMとどちらがいいかということですが、私の感触ではCDーROMを持っていったほうが好印象を与えられたように思いました。
面接の場でネット環境がない場合もあったので、そういう場合にはURLだと使えません。
また、より親切な印象があるのもCDーROMですね。
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