美大に行ってもいいですか

公開日:  最終更新日:2009/02/10

おいおい、WEBデザイナーじゃないのかよって感じですが、私は最初、インテリアデザイナーを目指していました。
子どものころからインテリア雑誌を見るのが好きだったことと、知り合いにインテリアデザイナーがいた影響から、美術大学に行ってインテリアデザイナーになりたいと思っていたんです。
そもそもインターネットやWEBデザイナーという職業が広まってきたのは、社会人になってからですし。

さて、そうは思っていても、美大というのはお金がかかるもの。
私は三姉妹の末っ子で、2番目の姉が大学受験する際、父が「公立でないと行かせられない」と言うのを聞いていました。
才能があるかどうかもわからないのに、美大に行くのは贅沢ではないかという気持ちもありました。
美大に行くには高校時代から専用の予備校に通わなければならなかったし、その学費も大学の学費も高額だったのです。

ということで、大学受験時は「美大に行きたい」と言い出せず、文系の大学を受験しました。
しかし、そんな気持ちで勉強に身が入るわけもなく、当然のように受験は失敗。
「春からフリーターになる」と告げた私に対し、今まで何の口出しもしなかった母は、真っ直ぐに目を見て言いました。 

「そんな夢のないことを言うんじゃない!本当は何がしたいのか言ってごらんなさい」 

「美大に行きたい。でも、すごくお金がかかるから・・・」やっとの思いで本音を言うと、母は「よし、わかった」と言い、父に話をしてくれました。
そして一緒に予備校を調べ、現金を引き降ろして入学手続きに行きました。

今思うと、父の「公立でないと・・・」という言葉は、他ならぬ私が後に控えていたからなんですよね。
もちろん美大は本当に贅沢だったと思いますが、どうせ行かせてもらうなら早く話し合えばよかったです。

おかげさまでなんとか一浪で美大に進み、とても楽しい大学生活を送りました。

大学に入ってからはアルバイトに励み、予備校の学費として100万円を母に返しました。
大学の学費の方は甘えさせてもらいましたが、浪人生活は自分の決断の甘さゆえだったのでそうしたかったのです。

美大に行かせてもらえたことは、今でも両親に深く感謝しています。
このとき無理に美大に進んだことで、のちにWEBデザイナーを目指す時にも何度も助けられました。

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